Ambient Acoustics AM6-HiRez ファーストインプレッション

AM6-HiRez

AM3 pro(現AM3-RefEdition)に続き、同Ambient AcousticsのフラッグシップAM6-HiRezを購入。
4way / 6BA(2Low/1Mid/1Hi/2Ultra Hi)

価格は送料やWestern Unionの送金手数料込みで$700~$800くらい。
インプレッションはAM3用に作ったものが先方に保管されていたので流用。
インプレッションがラボに保管されている期間は約3ヶ月と他社より短い。
購入したのは去年の夏頃でしたが、リフィットや左右の音量差に問題があったため一度送り返していました。
修理後の返送は特別遅くはありませんでしたが、私がサボっていたため記事が今頃に...




AM6-HiRez AM6-HiRez AM6-HiRez

AM6-HiRez AM6-HiRez AM6-HiRez
カラーはフェイスプレートがWhite TranslucentでシェルがTransparent
AM3ではマルチカラーのアートワークを入れましたが、今回は単色。無料で入れてくれます。


AM6-HiRez
シェルの透明度はなかなかだが、よく見ると多少曇りがある。
ボアは2つで、低域・中域で1本、高域で1本。
高域側は途中で掘り返されており径が太くなっている。


AM6-HiRez
中身その1
低域用の38AM007M/8a


AM6-HiRez
中身その2
中域用の3200
中途半端にスクラッチされていて32A~以降が見えません。
32が採用されているIEMはかなり珍しいんじゃないでしょうか。

AM6-HiRez
中身その3
奥の2ユニットが低域・中域用ドライバ。
38と32の音導チューブは1本に纏められている。
38のスパウト直前に黄フィルタ、音導出口に向かうと32と共通の緑フィルタという珍しい配置。
32は緑フィルタだけで、38は黄と緑の二重フィルタ。


AM6-HiRez
中身その4
高域はAM3と同じく2389のセンタータップを使用。


AM6-HiRez AM6-HiRez
中身その5
どうせTWFKかと思ってたらまさかの4400
かなり小さいです。


AM6-HiRez
中身その6
高域・超高域の音導チューブは低域・中域と同じく1本に纏められていますが、白フィルタ1つ。


AM6-HiRez
ケーブル。
やっぱりちぢれまくり。
UE純正と交換しました。


AM6-HiRez
カナル長さ比較。
左からAM6/JH13/AUD-7X/Merlin/Private 435(現C435)
AM6のカナルは最も長く、第2カーブより先も数ミリあります。
シェル自体も明らかに他より大きい。
AM3と同じくキツめ、大きめで作ってきます。
こうして並べるとメーカーの差がよく分かりますね。




以下音について。
参考周波数特性
AM6-HiRez: http://84audio.blog27.fc2.com/blog-entry-433.html


・高域>低域>=中域
中高域以上が強めで、低域はローエンド寄りが少し強調されている。
中域の凹みは無いが比較してちょっと大人しめで、中低域も少し抑えられている。

・全体の印象はAM3のようにスッキリ・シャッキリで柔らかさがあまり無い冷たい音。

・低域はAM3より強めだが、強調感は無い。
超低域をピークに中域までなだらかに減衰したような音で中低域が少なめため、相対的にローエンドがよく聴こえる。
個人的にこの傾向は好きです。
Westone3x6に近い傾向だが、よりローエンドが目立つ。
締まりがありボワつきは皆無で硬めの音だが、AM3よりローエンドが出ている。
キックよりベースの音が強く、密度も高い。
これは良い38の低域だと思います。
ただ、高域の量と比較して少なく、且つ中低域が抑え気味なので、低域の占める割合はそれほど多くない。
ローエンドはよく出るものの、低域を求める人には少なく感じるでしょう。

・中域も低域のようにスッキリしていて硬めな印象。
他の6ドラモデルのような濃さはあまり無く、個々の音のエッジが立っている。
38のフィルタ二重が効いているのか低域の被りが少なくスッキリしている。
ボーカルの凹みは無く低域や高域との分離も良いが、強めな高域の影響でグイグイ前に出るような音ではない。
かといって不足と感じるほど弱くは無い。
AM3のように中高域から強調され始めるが、高域側の量がより多い。

・高域はこのモデルで最も特徴的な帯域。
低域・中域と比べて量が多く、高域が全体を占める割合が多い。
質はやはりスッキリ・シャッキリで硬い。
基本的な傾向は大雑把に言えば23系だが、44が追加されてか密度が高く、細かい音を良く拾う。
23シングルの音でも23デュアルの音でもなく、ましてTWFKの音でもない。
線が細めでスッキリ聴こえるが高密度という不思議な音。
23系の高域をベースにTWFKx2の密度をちょっと加えたような...TWFK一組を加えるとはちょっと違う。
高密度でエッジも立っているので音によってはザラッとしたような印象も受ける。
中域と相まってエレクトロ系のシンセ音とは良く合う。
弱点はその量の多さから来る聴き疲れやすさ。
落ち着いた曲ならそれほどでもないが、高域が派手な曲や強調された音源だとさすがに疲れる。
刺さりやすさもそれなりにあり、高域がキツイと感じる人は多いでしょう。

・高域の量のおかげで人に勧めずらいが、クオリティー自体は高い。


個人的に好きな音だが、もう少し高域を抑えられれば低域や中域とのバランスも良くなり、万人受けすると思います。
38のフィルタ二重で中域以降をグッと抑えたローエンド側が強い低域の音造りはかなり好み。
32の音は初めて聴いたが、なかなか良いと思う。
超高域(メーカー談)の44は他のドライバと比較して音圧が出ないので、初めはあっても無くても変わらないんじゃと思いましたが、よく聴くとたしかに仕事してる。
音色ではなく質に影響している感じで、補助的に使用するのが正解なのでは。
実は送り返す前と後でバランスが結構変わってます。
周波数特性も次の記事で乗せますが、中域以降、特に高域が修正後のほうが明らかに増えています。
修正前の方がバランスは良かったのですが...
どちらが正式なAM6-HiRezなのでしょうか。
高域のキツさは気になるものの、音自体はかなり好み。
同社の新型AM4-Hybridが気になる。
メーカー自体も気に入ってるが、ダイナミック1基にBA3基という構成も珍しいし。
今のところSonionドライバしか使っていないAmbient Acousticsなので、3基のBAは23+44?

次回のファーストインプレッションはくみたてLabのKL-サンカを予定しています。
気長にお待ちください。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

Profile

84

Author:84
今更twitter始めました。
84@90percentPA

Access counter
Online counter
現在の閲覧者数:
New entry
New comment
Archive
Categories

openclose

Mail form

名前:
メール:
件名:
本文:

Trackback
Link
RSS Link