DRM EARZ AUD-5X レビュー

AUD-5X


DRM EARZ AUD-5X
Frequency Response: 16hz - 16khz
Isolation: -25 - 30db
Drivers: Quint Balanced Armature with an Integrated 4 way Crossover
Impedance: 45 ohm Sensitivity: 118dB /1mW

ドライバ構成
Low:CI22955+38AM007M/8a
Mid:TWFK(FK)
Hi:TWFK(WBFK)
CIと3800は直列接続。ネットワークは感度調整用の抵抗1つが共通で使用されている。
Lowを2種類のドライバに担当させることで4wayとカウントしているのだろう。
TWFKのハイパスは(恐らく)共通でコンデンサ1つ

見た目やファーストインプレッションはこちら
印象は多少変わってます。
順番的にはC435か1964-Tなのですが、近々7Xへアップグレード予定のためメモとして。


各音域の音量バランス:
低域>=高域>中域
激しめのドンシャリ。
低域は中低域近くまで強調されている。
中域のクロスポイントと思われる部分に大き目のディップがある。
高域は特に高い位置に強いピークがある。
参考周波数特性:http://84audio.blog27.fc2.com/blog-entry-314.html

各音域の質
高域:
荒め且つ量が多いため非常に刺さりやすい。
線が細いという感じではないが、輪郭はかなり鋭く刺さりやすさに拍車を掛けている。
TWFK1ユニットだからか、量は多いものの密度は薄め。音数が多くなると少々潰れ気味になってしまう。
かなりソースを選ぶ音で、高BPMの曲や、常にシンバル(特にクラッシュシンバル)が鳴っているような曲は耳が痛くなりやすい。
反面落ち着いた曲や、刺さりやすい帯域より高い周波数が中心のシンバル、ハイハットも生音なんかは浮かび上がるように鳴り気持ち良い。
最近のコンプかかりまくった曲より昔の曲の方が合うことが多い。
この辺りはアンプによって"ある程度"抑えることも出来、高域が出ないといわれるPMAなんかだとだいぶ落ち着く。
低域がかなり強い割りにそれほど曇った印象にならないのはこの高域が影響している。
イメージ的にはWestone3の高域を増量し、更に激しくした感じ。

中域:
埋もれることはないが、低域や高域と比較すると凹んだ印象があり、大人しめ。
帯域によっては(中高域側)ボーカルはむしろ少し浮き出るが、TWFKとのクロスポイントと思われる位置にディップがあり、ボーカル帯域が重なりやすく、不自然なところもある。
男性ボーカルは3800側、女性ボーカルはTWFK側に寄りやすい。これはこれで面白いが、3800側は強めのベース音と男性ボーカルが同時に鳴ると、ボーカルがやや押され気味になる。
同じ事ではあるが、中域が少なめと言うより低域と高域が多めと言った方がイメージしやすい。
質的に曇りは無くクリアな傾向で、ニュートラル~やや柔らかめ。

低域:
この機種で最も特徴的で量感のある帯域。
イメージ的にはそのままCI+3800といった音。キツいローエンドと分厚い中低域。
ローエンドはよく出ており、聴いたことのあるIEMではMH335DWやMage-Kと並ぶ。
ドライバ構成が異なるため上記2種とは中低域の質が大きく異なり、より分厚く広がりのある音。
ボワつきが無く、量の割りによく制動されている印象だが、中低域は硬い質ではないため好みは別れるだろう。
また、Mage-Kほどハイスピードではなく、より空気感のある鳴り方。
暗めの音色。
Mage-Kを比較に使うのはどうかと思いましたが、他に強烈な低域を持つIEMを知らないためご了承ください。
ハイブリッド機とは性格が違いすぎる。低音過多なところもありますが、BA機としてはハイレベルだと思います。

音場:広め
特に奥行き方向に広く、立体的。ハイブリッドっぽい広さ。
キックは喉元に、ベースは背景を包み、ボーカルは一歩引き、シンバルが容赦なく突き刺さる。

解像度:7
特別良くも無く、特別悪くも無い。平均的。
ソースによっては高域が苦しくなるが、ソースによっては意外と細かく拾う。
DAP(DAC)によって結構印象が変わる。DX100+AHA-120の環境で刺さりの少ない曲だと、中域以上が細かくなる。
Reference-7.1+Master-8だと中域以下の情報量が増え滑らかになるが、高域は少々暴れる。

その他:
シェルの造りは正直言ってイマイチ。
フェイスプレートに小さい気泡のようなものが見える。
濁っているというほどでもないが、透明度はそこそこ。
千音や1964のようなツルツルテカテカを期待してはいけない。また、素材の違いか、軽く乾燥した質感。
カナル部分の造形は特徴的。若干短めで、先端に向かって太めになっている。
これが意外と良くて、装着感・安定感・遮音性は高い。ただ、人によっては少々窮屈に感じるかも。
フェイスプレート側は角が丸く、慣れるまでは耳から外す際に掴みづらい。

総評:
低域、高域共に強烈なドンシャリホン。勿論リスニング向け。
低域は量も多く質も良い(人を選ぶ)が、多くの人は高域の刺激が気になるだろう。
あまり高域が派手じゃない曲を聴く人なら悪くないかも。
ノリが良く、低域も強いためクラブ・ダンスミュージックに合うと思いきや、高域がキツく刺さりやすいのでかなり曲を選ぶという難しい性格。
良くも悪くもここまで突き抜けた調整はなかなか無いだろう。
フラット・モニター系の音が好きな人には明らかに低音過多。当然高域も。
Westone3の高域が全く刺さらず、もっと強烈で激しい音を好むならあり。(かも)

長所:
・低域の沈み込み、迫力、広がり
・広めで奥行きがあり、包み込まれる音場

短所:
・ピーキーな高域
・中域のディップ
・低域過多
・シェルがちょっと雑


鼓膜近くにTWFKを配置するならさすがにフィルタを入れるべきだろう。
低域は量を除けばこれはこれで良い。高域とあわせてもう少し抑えられれば。
前も言った気がするが、低域はそのままにTWFKをEDか2300あたりにすれば面白い音になると思う。私の予想ではKEY-4Xがこの構成っぽいのでちょっと気になる。
7Xについては中域が改善されているらしいけど、高域はどうなるんでしょうか。
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