ポータブルオーディオ研究会 2012夏 試聴レポとか感想とか。

昨日開催されたポータブルオーディオ研究会に参加してきました。
ということで、感想等を。
試聴に使った機器は以下の通り。
IEM:UERM
PHPA:AHA-120
DAP:DX100

写真をいくつか撮ってきましたが、いつも通り携帯内蔵カメラなので写りは悪いです。

会場配置図http://www.fujiya-avic.jp/user_data/docs/1207_potaken_map.pdf

フォレストルーム
(1)トップウイング
開催直前に公開されたPHPA JL Acoustic labs BAB1-JE(試聴機の名称はBAB1-MC*LE)を聴いてきました。
ポタ研2012夏
ポタ研2012夏
スッキリ・ハッキリした音で、解像度も高い。クリアネスも高いです。なかなか良かった。
本体にはADA/DDAと書いてありましたが、内部でどういった処理をしているのかは不明。
発売は早くて1ヶ月くらい・値段は3~4万円とか言っていたような。
他にも同社のイヤホンが展示されていましたが、インナーイヤー型ということでスルー。
それとStage 93でも取り扱っているEXSのX10がありました。中身はknowles SRだとか。X20は無かった。
トップウイングブースの展示物は公式ブログにもアップされています。
http://blog.zionote.com/

(2)ORB
jade to goはなにげに初試聴だったり。
よく言われているように低域が増える傾向。質は柔らかめ。悪く言えばブーミー。
ただ、UERMを使っていたこともあり、そこまで酷いとは思わなかった。
中域・高域に関しては特筆する点は無し。
本体の質感は丁寧で綺麗だが、漆は正直かっこ悪い。

(4)バイオスケール
Bispaアンプをいくつか試聴。型番は覚えていない。
フジヤコラボのヤツ・・・意外と悪くない。中高域の輪郭がなかなか鮮明で高解像度っぽい。線が細いという感じではなかった。
高出力の新製品・・・説明では若干低域寄りと書いてあったが、不自然に強調されているわけではない。フジヤコラボと同じく、むしろ中高域が割と綺麗だと感じた。悪くない。
参考出展でBTLとSEで接続できる機種が展示されていましたが、イベント終了直前で各ブース片付け始めていたので、試聴は断念。ちょっともったいなかった。
見た感じ入力/出力共に普通のミニジャックだった。

(5),(6)完実電気
本日の目玉、STAXのポータブルイヤースピーカー。
試聴機は3台あり、内1台のドライバユニットはスケルトンver.だった。参考出展かな。
音質は基本的にSR-001mkIIと同じような傾向で、ウォームだが情報量は多い。
違った点は低域が若干増量されているように感じた。やはり硬い質ではなく、柔らかめ。が、それほどブーミーでもなかった。
SR-001mkIIのイヤースピーカー部の端子とは互換性あり。とりあえず持参したものでは音が出た。ただ、試聴機のイヤースピーカーより少し音量が取りづらいと思った。新しい方は見た目が同じでも、中身は違うそうなので、能率が良くなっているのかも。ドライバユニット側の差かもしれないけど。

ポタ研2012夏
ドライバユニット比較。
ちょっと短くなっている。厚さはだいたい同じくらい。

値段は3~4万円くらいらしい。

隣の机にはMicrosharの109G2/G2+とADLのPHPAが。特に聴いてこなかった。

(7)ミックスウェーブ
展示品はいつもの。JHとかWestoneとかALOとか。
しかし今回はUMカスタムもあった。中の人に聞いたところ、「取り扱おう"かな~"と思っている」だそうです。まあほぼ決まりだと思いますが。
皆さんが心配しているのは、日本代理店になったことで直接取引が出来なくなることだと思いますが、私は大丈夫なんじゃないかなと思います。根拠はありませんが。
そもそもUMと直接取引している人はかなり少ないと思います。ほとんどがstephen経由でしょう。
まあ、Westoneは他国の代理店経由も一応は禁止しているようですが。

今回は祭りでも試聴したJH-3Aを再度。DX100のアナログ入力にて。最初は同軸でつなぎたかったが、RCAピン-ミニプラグ(3極だったかな)変換ケーブルが無かったので仕方なくアナログで。
うすうすは感じていたが、やはりそこまで驚きは無かった。Bassボリュームは最小だが、基本的に低域・高域が多めでドンシャリ傾向。高域は繊細ではなく、迫力・刺激重視。情報量・密度はなかなかだが、解像度は特筆するほどでもない。
悪くは無いけど、正直購入意欲は薄れている。祭のときも「あれ?」と思ったけど、試聴を重ねるたびに微妙と感じている。
うーん。この値段を出すなら、評判によってはPP6か某カスタムに行く可能性が高い。

(8)FOSTEX
HP-P1とTH900がメインだったのでスルー使用と思ったが、変な平べったいPHPAが置いてあったので試聴。
ポタ研2012夏
中の人によるとHP-P1のアンプ部の試作として作っていたものらしい。
音はスッキリ・薄味。一度HP-P1をiPod classicのデジタル入力で聴いたことがあるが、そのときと印象が近いかな。


(9)フジヤエービック
例の真空管ポータブル(?)アンプと各社PHPA、物販スペース。
会場特価品は特にほしいものが無かったのでスルー。
PHPAは他ブースでも置いてあるものが多数展示されていた。混雑回避のためだろう。
なんとなくALOのNationalを試聴。
全体的にウォーム寄りで、若干低域が増えている。3万くらいならまあ無くはないかな。
ALOといえば、FitEar To Go 334の取り扱いが開始されていますね。我々日本人にはあまり関係ありませんが。それと、FitEar用ケーブルが販売されています。(Caleb's SetUpのページからしかリンクしていなく、在庫もなしですが)
http://aloaudio.com/sxc-24-iem-cable-fitear.html

ドデカ真空管PHPAも聴いてきました。
パッと聴きで特に中域の滑らかさ・情報量の高さを感じました。たしかに音質は高いレベルだと思います。
ただ、やはりやたらデカイ。サイズを見るとAudio-gdのPHPA NFB-16よりちょっと大きい。
http://www.ab.auone-net.jp/~s-and-e/PHA03s/PHA.html
http://www.audio-gd.com/Pro/Headphoneamp/NFB16/NFB16EN_Specs.htm

ちょっと気になったのは、現地でも説明されましたが、f特で30Hzあたりから下が急に減衰していること。
聴感上ではそれほど気にはなりませんでしたが、ソースやIEM、ヘッドホンによっては下の伸びで不満が出る人がいるかも。
ポタ研2012夏
ポタ研2012夏
ポタ研2012夏

NFB-16の大きさもだいたい分かったというのはある意味収穫だった。
とても常用できる大きさではないが、安いしネタには面白いかも。


リーフルーム
(14)タイムロード
iQubeとかULTRASONEのヘッドホンとか。
同軸RCAピン-4極ミニプラグ(iQube v3同軸入力用)変換ケーブルがあったので、DX100-iQube v3をデジタル接続で試してみた。
基本的にv1のようにフラット・スッキリ傾向だが、より透明度・滑らかさが高くなっていた。音質は良いが、v3本体の値段が高い。

(15)ムジカアコスティックス
EarSonicsのPHPA AMP 911やvorzAMPduo、Porta Tube+が展示。
だいたい聴いたことがあるのでスルーしようと思ったが、見慣れない縦長アンプが置いてあった。
Myst 1866というものらしく、話を聞いてみるとアナログ入力無しで、完全にデジタル入力オンリーだそう。
入力はUSB/同軸/光/BTの4系統。
同軸は見た感じミニプラグしか入らなそうだし、光はケーブルが無いのでBTで試してみた。が、うまいこと接続できなかった。
BT自体普段使わないので不慣れだったのも原因かもしれない。ちゃんといじれば使えたのかも。
仕方が無いのでAMP 911をもう一度聴いてみた。薄味・フラットで地味だが、音質の水準は高いと思う。地味だから違いが分かりづらい。ネックは値段。直接買っても結構な御値段。

(16)WAGNUS.
ケーブルとPHPAを展示。
こう言っては何だが、個人的にきな臭いメーカーだと思っていたが、PHPAがあったのでとりあえず試聴。
意外と音質は良かった。とにかくクッキリ・ハッキリ・シャッキリで分かりやすい変化を感じられる。解像度重視。
本体は大きさの割りに軽い。
ポタ研2012夏
値段によっては考えるかも。

(17)須山歯研
To Go 111・・・シングルBAらしい音。若干中域寄りの弱カマボコ。シングルということでレンジの狭さを感じる。正直欲しいとは思わない。TwitterではER-4リスペクトと書いていたが、特にER-4っぽさは感じなかった。
MH335DW・・・また聴いてみた。低域の沈みはBAとしてはかなり高いレベル。中高域の解像度も高い。でもやっぱり値段が高い。音は良いんだけどね。
Private 333・・・フラット~若干中高域寄り。須山っぽい中域。MHシリーズとは質が異なり、明るめの音色。
それと、須山カスタムの試聴機は他社試聴機と比べてかなり装着感が良い。実機のカスタムに近い装着感だった。個人差はあるでしょうけど。


さて、これで一通り紹介しましたが、展示されていたものはPHPAが中心で、短時間の試聴では判断が難しかったというのが本音です。
仕方の無いことですが、こういった状況ではフラット・地味なものより変化の分かりやすいもののほうが評価されやすいだろうなと思いました。
今回の試聴で購入を決めたものはありませんが、今後試聴を繰り返せばどうなるか分かりません。
可能性があるのはBAB1-JEかWAGNUS.のPHPAかな。どっちもスッキリ・ハッキリした傾向。
というか、最近はiQubeやSR-71Aくらいまでの大きさでウォーム傾向のPHPAが欲しいと思っているのですが、なかなかいいものが見つかりません。
picoとかが良さそうな気もするのですが、Powerの発売も控えているのでどうしたものか。
とりあえずpicoを買ってから考えるべきか。
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No title

84さんこんばんは。

私もポタ研、行きました。

会場では話しかけられませんでしたが、もしかして当日の服装は黒い服でしたか・・・?

私はSTAXのイヤホンとWAGNASのアンプが印象に残っています。

Re: No title

RENさんこんばんは。

当たっているような当たっていないような・・・
ネイビーブルーのシャツ・ベージュのチノ・メッセンジャーバッグでした。

私はNationalがもう少し安ければありかなと思いました。
ALOでは既に25%割引されていますが、もう$50安かったら買ってたかも。
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