Aurisonics AS-1b ファーストインプレッション

AS-1b

AS-1b
Aurisonics AS-1bがようやく到着しました。


1/12 支払
1/16 Free Impression Kit発送
1/27 Free Impression Kit到着
1/29 インプレッション発送
1/31 インプレッション到着
3/6 発送連絡があったが、しばらくはElectronic Shipping Info Receivedのまま。
3/11 実際に発送
3/24 到着

Impression Kit・IEM共に発送までが遅い。また、発送してからも遅い。発送方法を選べるようにするべき。
トラッキングはアメリカ国内しか分からないため、何時日本に到着したのかは分からない。
インボイスには$399と記載されているため、受け取り時に1,000円取られます。

以下見た目とかファーストインプレッションとか。
AS-1 Digital-Hybrid In-Ear Monitors™

8Hz - 25kHz frequency response
32ohm +/- 10% impedance @1kHz
Sensitivity 121dB @ 1mW
15mm dynamic driver


AS-1b
中身。
Otterbox 2000・IEM本体・ポート調整用ツール・クリーニングツール・ソフトポーチ・カード・説明書・チラシ

OtterboxはJHのIEMを買うとついてくるやつ。JHは1000シリーズ。2000シリーズは倍くらいの大きさ。


AS-1b
フェイスプレート。
波紋状の凹凸とASロゴがついている。フェイスプレートはネジ止め式。
ケーブルのコネクタはデフォルトで埋め込み式になっている。
他メーカーの埋め込み式と違い、こちらはかなり深くまで埋め込まれている。
ケーブル自体はWestone純正とほぼ同じだが、YコネクトはJH純正と同じ形。


AS-1b
裏側。
こちら側も凹凸が。フェイスプレート側より凹凸が浅く、滑らかになっている。
ヘリクス部にはアンビエントポートとベースポート調整用のネジが付いている。
装着時に前側に向くほうがアンビエント調整用。後ろ側に向くほうがベース調整用。
何故かBARKSでアップされている写真とはポートの位置が変わっている。


AS-1b
分かりずらいが、コネクタ近くのヘリクス部にアンビエントポートが見える。
装着すると隠れる部分に穴が開いている。
写真には写ってはいないが、ヘリクス部にはもう一つ針で開けたような小さな穴が開いている。
これはベースポート調整用ネジを経由してドライバまでつながっている。


AS-1b
カナル部。
後述するが、カナル長さはUEや須山より短く遮音性・安定性に欠ける
ゴム状のリング付き。ポート径は大きめ。
説明しづらいが、ドライバ~ポートまではMerlinと違い、ドライバ前面が何かで覆われていて、そこから出口までのシェルに穴を開けてポートを造っている。
BAドライバはドライバ自体のポートからカナル先端までをチューブでつないで密閉しているが、ダイナミックドライバのAS-1も同じようにドライバ前面からポートまでは密閉されている。
アンビエントポートもドライバ前面からヘリクスの穴まで調整用ネジを経由してつながっている。
反対に、ベースポートは調整用ネジを経由してドライバ背面につながっているように見える。
ドライバ背面はベースポート以外の空気の抜け道は無いように見える。



試聴
各種ポートはデフォルト(=全閉)
まず注意しなければいけないのが、AS-1bは時間経過によってかなり音が変化するということ。ここまで変化を感じたことはこれが初めて。
私はエージングは信じない(特にドライバが小型なIEM)、というか、同じ製品の新品とエージング後を聞き比べたことが無いので、時間経過による変化=耳の慣れによるものと考えてきたが、AS-1に関しては慣れによる変化よりも大きいと感じた。
ということで、ある程度時間経過ごとの印象を書いてみる。

到着直後~約5h経過
1kHz周辺の中域が異常なほど出すぎ・曇りすぎ・篭りすぎ、低域が緩すぎ、高域が全く出なくて曇りを増強している。また、中域~中高域の響きが強く、刺さりとは違った痛さがある。須山435にも似た傾向があるが、それを更に強くした印象。
とにかく全音域がぼやけている。
よくこれで製品化したなと思った。とにかくガッカリ。付属イヤホンのほうが圧倒的に気持ちよく聴けるレベル。
正直諦めて、AS-2へのアップグレードに期待するしかなかった。
この時点での帯域バランスは中域>>低域>>高域

約5h~10h経過
低域の緩さが少し改善されてきている気がした。また、少し高域が出てくるようになったと感じた。
この時点ではまだ耳の慣れによるものだと思っていた。
中域>>低域>高域

10h~現在
到着直後と比べると(覚えている限りで)、明らかに低域が締まってきていて、ダイナミックとしては標準的なレベルにまではなっている。一部の曲によっては、低域だけ聴けば、良質とさえ感じるようになった。
高域も明らかに出るようになっており、曇りの低減につながっている。
依然として中域がかなり強いが、相対的に減っており、バランスはマシになっている。
中域の量から来る曇りや篭りは無くなりはしないが、こちらも随分マシになった。
まだまだ不満ばかりだが、15mmドライバのポテンシャルを少しずつ発揮しているようにも思い、稀に"良い"と感じることも。
中域の量や曇りはこの機種の特性によるもので、今後も無くなりはしないだろうが、もっとマシになることを期待。
中域>低域>高域


ポート調整による違い
・アンビエントポート
当たり前といえば当たり前だが、開けばある程度抜けが良くなり、篭りが若干改善する。ただ、そこまで激変はしない。
後述するが、そもそも遮音性はあまりよくないので、ポートを全て開いたところでそれほど気にならない。
・ベースポート
こちらも変化量はそこそこだが、開けば低域が強くなる。閉じておいたほうが締まりはある。


装着感
ハッキリ言って悪い。全てはカナル部の短さから来るものだと思う。
また、通常のカスタムで使われているアクリルと違い、プラスチックのような乾燥した質感で、外耳道への密着感がかなり薄い。
実際カナル部もインプレッションより一回り小さく作っているようにも感じ、密着感の低下に拍車をかけている。
そのおかげで遮音性も低い。shure掛け非対応の割と浅めに挿すカナル型イヤホンより少しだけマシなくらい。
シェルの材質もその辺りに影響しているだろう。
リフィットしたところで改善するものでもないように思う。
カナル部のゴムリングは気休め程度で付けた印象。密閉性・遮音性にはあまり貢献していない。まあ、無かったらもっと悪くなるかもしれないけど。
アップグレード時はカナル部を長め・太めで指定するつもり。
音漏れについてはアンビエントポートの開閉にかかわらず、他のカスタムIEMとほぼ変わらず。


総評
マルチBAカスタムに慣れていると、解像度の低さはどうしても感じてしまうし、今後大幅な改善も期待は出来ないが、ダイナミック型特有のパワフルさと低域の沈みは垣間見えている。
正直言うと同じドライバを使い、他メーカーが作ったほうが圧倒的にいい音になっただろうとも思う。ドライバ自体は悪くない印象。
現時点ではよほどの好き者でない限り手を出さないほうが無難。強カマボコでもOKなら・・・
一方で、着々と改善されている音に期待もしている。
とにかく今後に期待。


さて、次はどのカスタムに行こうか。
候補としてはThousand Sound TS842、同TS433、Alclair crankmaster 3000earproof Atomあたりを。
TS842が有力。
1964の6ドライバとかFrogbeatsのカスタムとかは気になるんだけど、動きが無いし。
JH16+JH3A、W3x8はそのうち。
そういえば、average_joe氏にDUNUカスタムが届いたようですね。だいぶ前にカスタムの情報は上がっていたものの、ホームページ上には影もありませんが。
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非公開コメント

No title

ついに到着したんですね。
やはり微妙???ケーブルは他のものも試しましたか?
私のASG-1はケーブルでかなり変わったりしました(westone純正)

が、それでも同じく「これでよく商品化したな・・・」という印象は否めません。

これではデュアルダイナミックの次商品も期待できないですかねー・・・

はじめまして

はじめまして。いつも素晴らしい分析で大変参考にさせていただいてます。AS-1b新鮮だったんですけどねーやっぱりカナル短いですよね。ゴムもデザイン面で見たとき邪道な気がしました。でも、プラチックな素材はかっこいいと思ったのですが、密着感がないですか。。。
ところで、IEMの装着感を向上させる為に何か手を打ってますでしょうか。私は、緩すぎると低音が薄くなり、耳にぴったし過ぎると痛くなりがちなので、やや緩めに作ってもらい、練り消しで塞ぐ箇所を確認後、木工用ボンドで少し盛ったりして遊んでいます。84さんは自身ではどのように対処されているのでしょうか。

No title

84さんこんばんは。

残念な感じだったようですね。
変なものを紹介してしまって申し訳ありません。
i9proが思ってたよりいい感じだったので、期待してしまいました。

Thousand Soundはメールのレスポンスも悪くないようで、意外に手を出しやすそうです。
ケーブルは自前で用意する必要があるようですが。

私はおとなしく1964EARSの新型を待つことにします。
リシェルしときたいものはいっぱいあるんですが、資金難です。

Re: No title

Kさんこんばんは。

ケーブルは今のところ純正のままです。今度試しに変えてみます。
到着直後は窓から投げ捨てたくなるほど酷かったのですが、20~30h程経過した現在は最初と比べると驚くほど高域が出るようになっていて、かなりまともなバランスになってきています。
勿論それでも中域が強めで曇り気味なのは変わりませんが、ギリギリ常用できる範囲には入っています。
今後も同じような傾向で変化してくれれば良いモノになるのですが・・・
因みにKさんのASG-1は最初と現在で音の変化は感じましたか?

Re: はじめまして

それぞれ装着感に差はありますが、AS-1b以外はそれほど不満は無いので、自分では特に対策はしてないですね。

Re: No title

nTaQさんこんばんは。

いえいえ、とんでもないです。
AS-1bはまだまだ不満が多いですが、音はだいぶ良い方向に変化しているので、今後が楽しみでもあります。
Thousand Soundは対応も納期も悪く無さそうですし、密かにアップグレードも行っているようなのでなかなか面白そうです。
UMではもうMageのアップグレードは行っていないようなので、こちらで出来ないか聞いてみるつもりです。ここがダメならStage93とか・・・
1964の新型はなかなか発表されませんが、開発は上手くいっているのでしょうか。

No title

84さん 

私のASG-1もエージングでかなり変化してます。
高域は確かに出るようになりました。(純正ケーブルで)
だが、明らかに高域の量が少ないです。

あと低域がびっくりするくらい落ち着いてしまいました。
エージング直後はかなり低音が締まって出ていたのですが、
その後エージングを進めると低音が締まってはいるのですが、
すごく控えめになり、余計に中域が目立っている感じです。

たとえると、プラスチックのバケツをひっくり返して叩いているような低域???

ケーブルを抜く際は注意が必要ですよ。
すごく硬いので、私を布をかましてペンチをしようして少しずつ抜きました。


現在はあきらめて、分解後、アクリル樹脂で型取りして外側のガワ部分だけ何個か作りました。既存のイヤホンの埋め込みでもしてやろうかと考えてます。
型取りしたアクリル樹脂のガワのほうが高級感があります(笑)

Re: No title

Kさんこんばんは。

いくら時間経過で変化しているとはいえ、元の音がこれだと限界がありますね。
シェルの材質を普通のカスタムで使われているアクリルにして、カナル部を長くすれば、低域も高域もだいぶ良くなると思うのですが・・・
各種ポートは犠牲になっても、どこかでリモールドできればまた違うのに。

No title

84さん こんにちは。

自分のはASG-1なのでAS-1とは少し違うかもしれないですが、
やはりAS-1も残念なのですね。
ASG-1は音漏れがしない点と装着が非常に良い点だけプラス評価でした。
先週、同じダイナミック型のFutureSonicsのmg6proが届きました。ASG-1の後なんで余計に音が良く聞こえます(笑)

私は現在、千音T842の完成まちです。はじめは中国語で連絡をとってましたが、まったく連絡とれずで、英語で連絡するとすぐに返信きました。
千音さんの返信は早いですよ。基本その日のうちに返信くることが多かったです。
4月中旬到着予定です。

ケーブルは基本的に付属しない。色はクリアカラーならある程度できるが、フェースプレートのソリッドカラーはホワイトのみ。フェイスプレートの文字入れは千音以外も交渉次第で可能(文字数が多いものはダメ)支払いはペイパル。・・・そんな感じです。

長文失礼しました。

Re: No title

Kさんこんばんは。

私のAS-1はまだまだ不満ですが、着々と良くなってきています。バランスはちょっと強めのカマボコ程度にはなってきています。
アンプによってはかなり高域も改善されますね。
中域の曇りも依然としてありますが、初期と比べると嘘のように落ち着いてきました。
勿論$600のカスタムIEMと考えると残念な質ですが。

KさんもTS842注文していたのですね。
私はメールを送っているのですが、返信が来ません。2種類のアドレスに何度か送っているのですが・・・
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