DRM EARZ AUD-7X ファーストインプレッション

AUD-7X

5Xからのアップグレードを依頼していた7Xが到着しました。
http://drmearz.com/index.php
http://audioearz.com/

7X単体だと$765ですが、5Xとの差額$200でアップグレードしてもらえます。
主な変更点はTWFKの追加とネットワークの変更。シェル・フェイスプレートはそのままで、中身のみに手を入れます。
フェイスプレートやロゴの色変更も可能ですが、別途$40必要とのことなので今回はそのまま。
また、アップグレード費用$200の他に送料$50が必要です。
製作期間は5Xがラボに到着してから2週間。

それと、最近ケースが新しくなったらしいのでせっかくだから一緒に買ってみた。$20也。
AUD-7X
黒く塗りつぶしてあるところにはネーム入り。左のDEロゴと同じように処理されています。
大きさはOtterbox 2000とだいたい同じだけど別物。
最近は1964のケースもこれと同じものになったみたい。
http://www.1964ears.com/products_accessories.html
複数のIEMを運ぶときはこっちの方がいいけど、個人的にはPELICAN 1010の方が好き。


AUD-7X
シェルは再利用するのでヘリクスロック部の刻印はAUD-5Xのまま。
確かaverage_joe氏の5Xも中身は5Xだけど刻印は4Xだったような。
因みに、フェイスプレート-シェル間に開けたような痕跡は残っていない。


AUD-7X AUD-5X
左:7X / 右:5X
TWFKが1組追加されたことによって多少配置が変わっているっぽい。ちょっと離れた?
相変わらずTWFKはフィルタレス。


AUD-7X AUD-5X
左:7X / 右:5X
3ポートだった5Xに対し、7Xでは4ポートに。
3800,CI,TWFK,TWFKでそれぞれ1本づつ。


AUD-7X AUD-5X
左:7X / 右:5X
コンデンサが一つ増えた。
抵抗はCI、コンデンサ(A)はTWFK(A)、コンデンサ(B)はTWFK(B)へそれぞれ直列に繋がっている。3800はスルー。
たぶん。
5Xでは抵抗>CI>3800と直列で繋がっていた。たしか。


AUD-7X AUD-7X
38AM007M/8a
半田パッドを見ると、上下のドライバで斜めに黄色い線がかかっているのが見えます。
この写真で言うと、上の半田パッドがプラスで、左がマイナス、右がプラス、下がマイナスです。
よって上下のドライバを直列に接続しているのが分かります。
5Xではどうだったかな。



以下音について。
参考周波数特性
AUD-7X: http://84audio.blog27.fc2.com/blog-entry-335.html
5X vs 7X: http://84audio.blog27.fc2.com/blog-entry-336.html

・バランスは低域>>高域>中域
・低域の存在感が大きくパワフルで分厚い。全体的にウォームでダークなイメージ。
・低域は5Xと比較して量感的には同じくらいだが、少し柔らかくなり3800の印象が強くなった。
ローエンドはよく出ているが、MerlinやTS842のように下をピークに中域にかけて徐々に落ち着いてくるようなタイプではなく、ローミッドをピークに緩やかに山なりになっているイメージ。BAドライバでありがちな強調の仕方でもある。
キックやシンセベースがかなり主張し前に出てくるため、元々低域が強調気味なソースだと過多と感じる人も多いだろう。
バスドラのローエンドの空気感はよく出ている方。
最近の所謂EDMなんかだと確かに過多だが、他のジャンルやソースによってはちょっと強めかなという程度で聴こえる。
押し出しの力強さはかなりのものだが、柔らかめな質のためスピード感は希薄なのでジャンルを選ぶ。
また、アンプで印象が変わりやすい部分でもある。物によっては少し緩く感じてしまうこともあるが、硬めの質の物や出力の大きなアンプだと余韻がありながら締まりが出て心地よい音になる。
これはこれで悪くないと思うんだけど、個人的にはもう少し余韻が少なかった5Xの低域の方が好み。
・中域は他の帯域に比べ大人しいが、中域~中高域はそれなりに前に来る。そのため、低域の量の割りに意外と埋もれづらい。しかし凹みは5Xと同じように存在していて、帯域が低くなるにつれて低域との分離が悪くなる。
その辺りの帯域は低域の量が勝ってしまい、どこか篭った印象になりやすい。
バランス自体は5Xとそれほど変わりは無いが、質の向上は現れている。Merlinほど明瞭ではないが、5X比で言えばかなり細かくなっている。TWFK1ユニットで多いかすれや潰れは改善されている。
ボーカルは聴けないレベルではないが、相性が良いとはいえない。聴感上起伏を感じるので不自然であるのは確か。
・高域は5Xから最も大きく変わった部分。5Xでは荒く、刺さりが酷かったが、7Xではピークが抑えられ、シャカシャカうるさい感じはだいぶ薄れた。
質的にも中域と同じようにより細かくなり、解像度が高くなった。
どちらかといえば乾いた印象で、ザラつきを少し残しつつ細かさを足した印象。
特別優れているわけではないか、悪くない質で、高い帯域の電子音はなかなか。
低域より大人しいながらも不足を感じる量ではなく、それなりに強調はされている。
伸びは5Xとそれほど変わらなく、そこそこ。
刺さりはほとんど無くなり、良くも悪くも突き抜けた特徴は薄くなっている。
・音場や定位等は5Xからの変化はあまり無く、立体的で奥行きのある音はそのまま。
・5Xよりバランスは良くなったが、低域の強さはそのままで、しっかり上下が強調されており、しっかり中域が凹んでいる。しっかりドンシャリ。

多くの人は5Xより7Xを選ぶだろう。
しかし低域が強く、明らかなドンシャリ傾向なため、ダメな人にはダメ。
バランス自体はクラブ・ダンスミュージックに合うが、低域が硬くはないため好みは分かれる。
音数の多い派手な曲よりストイックでダークな曲のほうが合う。そういう曲なら低域の質も悪い方向には働かないだろう。
全体的に特別優れた性能というわけではないが、個々の質は平均より少し上という印象。
バランスが許容できれば、悪くない・そこそこ良いという感想になる。
こう書くと微妙だが、なんとなく使いたくなるという良さがあるのも確か。
スルメホンの部類か?
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